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【Google Map】タイムラインの JSON を KML に変換

Tool

 Google Map のタイムラインで取得した JSON を KML に変換するツールです。

はじめに

 Google Map に「タイムライン」という機能があるのはご存じでしょうか。端的に言うと GPS ロガーのような機能なのですが、スマートフォンで Google Map を開いているときの現在位置の履歴を記録することができます。

 タイムラインの導入方法は他の記事に譲るとして、このタイムラインという機能、以前はその履歴を KML で出力できたみたいなのですが、2024/12/01 以降、よくわからない形式の JSON でしか取得することができなくなりました(せめて GeoJSON にしてほしい)。

 JSON ファイルも Google Map アプリからダウンロードするのではなく、端末の設定アプリ > 位置情報 > 位置情報サービス > タイムライン > タイムラインのエクスポート からダウンロードできるようになっています。

 正直この JSON そのままでは使いづらいので、以下に KML に変換するツールを作りました。KML に変換すると、Google My Maps で共有できたり、地理院地図で確認できたりします。

 タイムラインの JSON を GIF 動画にするツールはこちら。

 

JSON→KML 変換ツール

STEP1:ファイルの読み込み

 以下の「JSON を読み込み」ボタンから、端末上の JSON ファイルを指定します。読み込まれたら、「読み込みファイル:」のあとにファイル名が記録されます。

読み込みファイル:

 

STEP2:データの選択

 次に、出力するデータを「semanticSegments」か「rawSignals」から選択してください。semanticSegments は訪問場所のデータ、rawSignals は生の GPS データです。

 

STEP3:出力形式の選択

 出力する KML の形式を「marker」か「line」から選んでください。

 

STEP4:データ分割の設定

 出力する KML の分割方式を「all time」か「monthly」から選んでください。

 

STEP5:ダウンロード

 以下の「KML をダウンロード」ボタンを押して完了です。



 Google My Maps で確認するときは、新しい地図を作成 > レイヤを追加 > インポート から生成された KML ファイルを選択してください。地理院地図で確認する場合は、ファイルのドラッグアンドドロップでみれます。以上、JSON ファイルを KML に変換する方法でした。β版ですので、何かありましたらこちらにリプライください。

更新履歴

  • 2025/02/04 ver. 1.0 公開
  • 2025/02/08 ver. 1.1 marker名、line名を測定日に変更(測定日ごとに line を分割)
  • 2025/02/09 ver. 1.2 KML を月ごとに分割出力する機能を追加

Special Thanks:@pathetic_theory

 

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