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【トルコ/ギョレメ】自転車で周るカッパドキアの岩窟群

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カッパドキアの夜明け

 カッパドキアはかつて火山地帯だった。その噴火によって堆積した火山灰が凝灰岩となり、風雨に浸食されて現在の奇岩群となった。

 誰もが知る観光地の一つだが、特に有名なのは夜明けに揚がるバルーン。僕もそれを見るために朝の5時半に起きて、カメラを担ぎ Sunset viewpoint まで向かった。

▲ サンセット・ポイントより見えるバルーン。
▲ 次々と膨らんでいくバルーン

 周りには殆ど人が居なかった。眼下にはチカチカと瞬く光があちこちにあって、バルーンを膨らませる為のガスの灯だった。

▲ バルーンが揚がり始める(ミニチュア風)

 7 時前になると、辺りにも人が増えてきた。バルーンは一つずつ揚がっていき、日が昇る頃には空がバルーンですっかり埋め尽くされた。

 たまにガッカリ世界遺産みたいなものもあるけれど、これは期待以上の光景だった。気が付いたら 2 時間以上ぼっと見続けていた。夜明けのバルーンを見る為にも、 カッパドキアでは最低 1 泊は必要みたいだ。

▲ 空がバルーンで埋め尽くされる
▲ 夜が明けてきた

自転車で周るレッドツアー

 かつて火山地帯だったカッパドキアはとても広大で、要所を周るために複数のツアーが用意されている。最も有名なものはレッドツアーだが、これは比較的範囲が狭く、自力で周れなくもない。今回は自転車で周ることにした。

© OpenStreetMap contributors
▲ 周ったコース(破線はレッドツアー)

 カッパドキアには二日間滞在するので、コースを二つに分割した。一つはネヴシェヒル方面の往復コース、もう一つはユルギュップ側を周回するコースだ。

▲ サイクルショップ。他はあまり開いていなかった。

 自転車は1時間 15 リラ(約 270 円)、一日レンタル 80 リラ(約 1,440 円)。今年に入って観光費がどこも大幅値上げされているらしい。なかなかに辛い。
 

ネヴシェヒル往復コース

 以下ネヴシェヒル周辺で周ったポイントについて記載する。

  • ウチヒサール城塞(Uchisar):一説によると、遠くヒッタイト王国時代に作られた城塞。入場料 7 リラ。ギョレメからは登り坂がきつくて、およそ 1 時間。
  • ネヴシェヒル:ネヴシェヒル県の県都で、カッパドキア地方最大の都市。車の往来も激しかった。ウチヒサールから約 1 時間。
  • 立ち寄った廃墟:カッパドキア地方は広く、至る所に観光地化されてない廃墟や洞窟が有る。隣接した村では、羊や馬が道を歩いていた。

 トータルのコースタイムは往復で約 5 時間。
 

ユルギュップ周回コース

 以下ユルギュップ周辺で周ったポイントについて記載する。

  • 三姉妹の岩(Three Beauties):キノコ岩の一つで、二つの巨石の間に、一回り小さな岩が立っている。かなり登り坂がきつくて、ギョレメから約 1 時間。
  • デヴレント渓谷(Devrent Valley):動物などに例えられる岩が並び、「イマジネーションの谷」ともいわれる。三姉妹の岩から約 1 時間。
▲ 途中で寄り道
  • 妖精の煙突(Pasabag Valley):整然とキノコ岩が並んでいて、かなり整備されている。昼食を含め、デヴレント渓谷から 1 時間強。
  • 聖ジョン教会(Church of St. John):かつてのギリシャ人の教会で、通りすがりに気になったので立ち寄った。入場料は特に無くて、道なりに頂上まで登ることができる。

     あまり日本の観光ガイドには記載されていないが、同じように気になって登ってきた日本人にばったりと会った。その人によると、分かりにくい場所にフレスコ画もあったらしい。
  • ローズ渓谷(Rose Valley):ギョレメ付近の有名なサンセット・ポイント。妖精の煙突から寄り道を含めて 1 時間半ほど。

 トータルのコースタイムは一周で約5時間。 特にギョレメ野外博物館側の登り坂が急なので、左回りにして良かった。

 自転車で周るのは結構ハードだが、ふらっと寄り道できたり、トルコ人が手を振ってきたりして、これはこれで楽しかった。普段から自転車に乗る人は是非。