【トルコ/ギョレメ】自転車で周るカッパドキアの岩窟群
カッパドキアの夜明け
カッパドキアはかつて火山地帯だった。その噴火によって堆積した火山灰が凝灰岩となり、風雨に浸食されて現在の奇岩群となった。
誰もが知る観光地の一つだが、特に有名なのは夜明けに揚がるバルーン。僕もそれを見るために朝の5時半に起きて、カメラを担ぎ Sunset viewpoint まで向かった。


周りには殆ど人が居なかった。眼下にはチカチカと瞬く光があちこちにあって、バルーンを膨らませる為のガスの灯だった。

7 時前になると、辺りにも人が増えてきた。バルーンは一つずつ揚がっていき、日が昇る頃には空がバルーンですっかり埋め尽くされた。
たまにガッカリ世界遺産みたいなものもあるけれど、これは期待以上の光景だった。気が付いたら 2 時間以上ぼっと見続けていた。夜明けのバルーンを見る為にも、 カッパドキアでは最低 1 泊は必要みたいだ。


自転車で周るレッドツアー
かつて火山地帯だったカッパドキアはとても広大で、要所を周るために複数のツアーが用意されている。最も有名なものはレッドツアーだが、これは比較的範囲が狭く、自力で周れなくもない。今回は自転車で周ることにした。

▲ 周ったコース(破線はレッドツアー)
カッパドキアには二日間滞在するので、コースを二つに分割した。一つはネヴシェヒル方面の往復コース、もう一つはユルギュップ側を周回するコースだ。

自転車は1時間 15 リラ(約 270 円)、一日レンタル 80 リラ(約 1,440 円)。今年に入って観光費がどこも大幅値上げされているらしい。なかなかに辛い。
ネヴシェヒル往復コース
以下ネヴシェヒル周辺で周ったポイントについて記載する。
- ウチヒサール城塞(Uchisar):一説によると、遠くヒッタイト王国時代に作られた城塞。入場料 7 リラ。ギョレメからは登り坂がきつくて、およそ 1 時間。

- ネヴシェヒル:ネヴシェヒル県の県都で、カッパドキア地方最大の都市。車の往来も激しかった。ウチヒサールから約 1 時間。

- 立ち寄った廃墟:カッパドキア地方は広く、至る所に観光地化されてない廃墟や洞窟が有る。隣接した村では、羊や馬が道を歩いていた。

トータルのコースタイムは往復で約 5 時間。
ユルギュップ周回コース
以下ユルギュップ周辺で周ったポイントについて記載する。
- 三姉妹の岩(Three Beauties):キノコ岩の一つで、二つの巨石の間に、一回り小さな岩が立っている。かなり登り坂がきつくて、ギョレメから約 1 時間。

- デヴレント渓谷(Devrent Valley):動物などに例えられる岩が並び、「イマジネーションの谷」ともいわれる。三姉妹の岩から約 1 時間。


- 妖精の煙突(Pasabag Valley):整然とキノコ岩が並んでいて、かなり整備されている。昼食を含め、デヴレント渓谷から 1 時間強。

- 聖ジョン教会(Church of St. John):かつてのギリシャ人の教会で、通りすがりに気になったので立ち寄った。入場料は特に無くて、道なりに頂上まで登ることができる。
あまり日本の観光ガイドには記載されていないが、同じように気になって登ってきた日本人にばったりと会った。その人によると、分かりにくい場所にフレスコ画もあったらしい。

- ローズ渓谷(Rose Valley):ギョレメ付近の有名なサンセット・ポイント。妖精の煙突から寄り道を含めて 1 時間半ほど。

トータルのコースタイムは一周で約5時間。 特にギョレメ野外博物館側の登り坂が急なので、左回りにして良かった。
自転車で周るのは結構ハードだが、ふらっと寄り道できたり、トルコ人が手を振ってきたりして、これはこれで楽しかった。普段から自転車に乗る人は是非。