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【ジョージア】トビリシから日帰りで愛の町シグナギ観光

 トビリシからシグナギへの日帰り観光をしたので、シグナギでの主要観光地や、トビリシからシグナギへの行き方・帰り方をまとめます。

愛の町シグナギとは

 ワイン発祥の地といわれるジョージア。その歴史は古く、紀元前 6000 年頃の葡萄の種や醸造跡が発見されています。現在でもワイン造りが盛んで、特に東部のカヘティ地方はジョージアのブドウ栽培面積の約 70 %を占め、数多くのワイナリーが存在します。

 そのカヘティ地方で、観光の中心を担う町が「シグナギ」。山の頂上にあるパステルカラーの家々や、石畳の通りなどで知られています。いつしかジョージア人の間では結婚式の聖地となり、多くのカップルが結婚式を挙げることから、「愛の町」と呼ばれているようです。

 以下では、シグナギの有名な観光地とトビリシからのアクセスについて説明します。

▲ シグナギ。パステルカラーの家々が並ぶ。

城壁

 23 の塔を持ち 約 4.5 km の長さがある、ジョージアでも最大級の城壁がシグナギにはあります。18 世紀に異民族の侵入に備えて建設されたものだそうです。町の北部には、この城壁の上を歩けるポイントが存在します。

 そのポイントが、Google Map 上で「Sighnaghi Wall」と書かれている地点です。行き方を簡単に説明します。Kusika restaurant & Hotel がある分かれ道を左に曲がり、少しすると石畳の上り坂があります。以下の写真で人々が進んでいる方向です。

▲ 石畳の上り坂を進む

 石畳の上り坂を進むとレストランがあるので、レストランの右にある階段を上ります。階段の先がシグナギの城壁の上になります。城壁には手すりがついているので安心です。眺めが良いので、ぜひ訪れてみてください。

▲ レストランの右の階段を進む
▲ シグナギの城壁の上

 なお、少し危ないのであまりお勧めしませんが、以下の地図の場所にも、城壁の低い塔に登れる場所がありました(こちらは眺めは微妙、手すりなどもない)。

ボドベ修道院

 シグナギの南東約 2 km の所に、聖ニノ(ジョージアにキリスト教を伝えたとされる人)が最期を迎えたといわれる修道院があります。それが、シグナギ観光でも見逃せない場所の一つ、ボドべ修道院です。今なお聖ニノが眠る墓があります。

 シグナギから約 2 km なので、歩いて 40 分ほどで行くことができます。歩道のない道を行くので少々危ないですが、道の途中に見える、山の上に広がるシグナギの景色は大変美しいです。ボドべ修道院自体は入場無料、非常に神聖な場所のため内部の写真撮影は禁止です。

▲ ボドべ修道院

 
 今なお建設中なのか、裏手で一部工事をしていました。なにやら儀式を行っているようですが、その様子を建物の屋根の上から見下ろすおじさんにじわじわきます。

▲ 今なお建設中なのか、一部工事している

ランチとワイン

 カヘティ地方といえばワイン。ワイナリー見学をしないかわりに、折角なのでランチと一緒にワインをいただくことにしました。お店は「Terrace Kisi」、頼んだワインが「Xixvi Kisi」でカヘティ地方のワインのようでした。白(と言っていたがオレンジ?)の辛口でした。

▲ Terrace Kisi でランチをいただく
▲ Xixvi Kisi。白(と言っていたがオレンジ?)の辛口。

その他

 その他、町歩きの注目ポイントと備考についてまとめます。

聖ギオルギ教会

 シグナギを象徴する古い鐘楼を有した教会です。私たちが訪れたときは残念ながら中には入れなかったのですが、シグナギのランドマークの一つになっています。聖ギオルギ(聖ゲオルギオス、ドラゴンを退治した伝説で知られる聖人)はジョージアで広く信仰されている聖人です。

▲ 聖ギオルギ教会

4月9日公園

 ルスタヴェリ大通りから少し裏手、ナショナルギャラリーに隣接する公園です。4月9日は、1989 年にトビリシでの独立運動に対してソビエト軍による虐殺が起こった日であり(のちに「4月9日の悲劇」とよばれる)、同時に 1991 年にジョージアがソビエトから独立した日でもあります。公園にはジョージアの独立運動した人の銅像があります。

▲ 公園のベンチにも、カヘティ地方の象徴のブドウ。

日帰り or 宿泊

 日帰りするか宿泊するかは、ワイナリーを訪れるか次第だと思います。私たちはそこまでワイナリーに興味はなかったので、日帰りにしました。町自体はそこまで大きくないので、町歩きだと日帰りでも十分楽しむことができました。
 

アクセス

トビリシからシグナギ

 シグナギへのアクセスはマルシュルートカ(旧ソ圏で用いられているミニバス)がリーズナブルかつ便利です。地下鉄 1 号線(レッド・ライン) Samgori 駅を降りたのち、通りを進んだ先に Samgori Bus Station(サムゴリ・バス・ステーション)はあります。Didube Bus Terminal  ではない点、ご注意ください。

▲ シグナギ行きはこちらから

 トビリシからシグナギまでは 10 ラリ(≒ 555円)。近くの人に聞いて、シグナギ行きのマルシュルートカに乗り込み、運賃を払います。なお、私たちは 9:00 発のマルシュルートカに乗り、およそ一時間半でシグナギに着きました。

▲ シグナギ行きマルシュルートカ(英語の記載もある)

シグナギからトビリシ

 シグナギからトビリシ行きのマルシュルートカには、以下の地図の Sighnaghi Bus Station から乗ることができます。出発時刻を聞いたところ、13:00、16:00、18:00 があるみたいでした。私たちは 16:00 のマルシュルートカに乗りましたが、出発の 30 分前から結構人が乗ってきていたので、早めに乗っておくほうが安全かもしれません。

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