【ジョージア】首都トビリシの主要観光スポットめぐり

何日かに分けてジョージアの首都トビリシの主要観光スポット巡りをしてきたので、訪れた観光スポットを以下にまとめます。アクセス的にはこの順番で訪れたほうが良さそうかな、という順に並べてみました。
Contents
至聖三者大聖堂
至聖三者大聖堂はトビリシ最大(さらには南コーカサス最大)の宗教建造物で、別名「サメバ大聖堂」といいます。2004 年に完成した比較的新しい教会で、歴史は浅いためマストで訪れるべきスポットではないかもしれませんが、実際に訪れるとその存在感に圧倒されます。(入場無料)

シオニ大聖堂
シオニ大聖堂は、聖ニノ(ジョージアにて伝道活動を行った聖人)の十字架のオリジナルが保管されているといわれるといわれる聖堂です。最初の聖堂の建設はヴァフタング・ゴルガサリ王(トビリシに遷都した王)によって 5 世紀に開始され、その後破壊と再建を繰り返しながらも、至聖三者大聖堂ができるまでジョージア正教の総本山として機能していました。(入場無料)

平和の橋(リケ公園)
リケ公園は現代的な建造物やモニュメントが点在する公園で、その建築物の代表が平和の橋です。シオニ大聖堂付近から、メテヒ教会付近までをつないでいます。2010 年の開通以来、重要な歩行者用横断歩道であると同時に、トビリシのランドマークを担っています。(入場無料)

ジョージアの母像
リケ公園から出ているロープウェイに乗ると、ジョージアの母像のすぐ近くまでくることができます。トビリシ 1500 年を記念して 1958 年に建てられた像です。像は左手にワインの杯を、右手に剣を持っており、友にはワインで歓迎し、敵には剣で立ち向かうというジョージア人の心意気を表しています。
ジョージアの母像の近くに行くこと自体は無料なのですが、ロープウェイに片道 2 ラリ(≒ 111 円)かかります。現金での支払いしか受け付けていないので要注意です。ロープウェイの終着点からはトビリシ旧市街を見渡すことができます。

なお、ジョージアの母像のお隣にあるナリカラ要塞は 2024 年 10 月現在工事中です。このためナリカラ要塞を通り抜けることができず、再びロープウェイに乗ってリケ公園まで戻るしかありません。旧市街を高台から眺めなくてもいい方については、ジョージアの母像はそっと遠くから眺めるのに留めておいても良いかもしれません。

メテヒ教会
メテヒ教会の歴史は古く、5 世紀にヴァフタング・ゴルガサリ王によって建てられました。教会の前には彼の銅像が置かれているのが見えます。ロシア帝国時代は監獄として使用され、作家ゴーリキーが幽閉されたことでも知られています。ソ連後期には劇場としても使用され、ジョージア独立後に再び教会に戻るという不思議な経緯を辿っています。(入場無料)

旧市街で温泉体験
トビリシ観光で温泉は外せないスポットの一つです。旧市街の温泉街にある Gulo’s Thermal Spa(グロス・サーマル・スパ)に行ってきた体験記は別記事にまとめています。
ジョージアンダンス鑑賞
ジョージアンダンス鑑賞もジョージア観光で面白い体験の一つです。Restaurant Gorgasali(レストラン・ゴルガサリ)でジョージアンダンスを観てきた体験記は別記事にまとめています。
ムタツミンダ公園
ここから下は旧市街から少し離れた観光スポットになります。
ムタツミンダ公園は、トビリシの西にある標高 727 m のムタツミンダ山の山頂にある小さな遊園地です。巨大な観覧車とテレビ塔があるので、トビリシ市内からはどこからでも見えます。入場料はなんと無料。乗るアトラクションに応じて、料金を支払うシステムになっています。
アクセスには、路線バス、徒歩、ケーブルカーの 3 通りがありますが、私たちは路線バスで訪れました。Freedom Square から 364 番バスで 30 分程度。乗るべきバスは Google Map で経路検索すればすぐにでてきます。

園内は少しカオスです。例えば「ジュラシック・パーク」という名のアトラクションがあり、ハリウッド的には大丈夫なのか?と思いました。遊園地自体はトビリシに面した山の山頂にあるため、園内にビュースポットがいくつかあり、トビリシ市内を見渡せて大変眺めがよかったです。

スカイブリッジ
スカイブリッジとは、ソビエト連邦時代に建てられた集合住宅で、団地3棟が橋でつながっています。Google Map でも観光名所と書かれていますが、今もなお人の住んでいる建物です。好きな人は好き、そんなトビリシの観光スポットです。個人的には結構好きな部類でした。

私が訪れたときは、残念ながら団地をつなぐ橋は修繕中でした。ちなみに、団地そのものは地下鉄の駅 State University から歩いてすぐなのですが、入り口を見つけるのが大変難しかったです(人が住んでいる別の建物の中を通ったりする)。まわりの人に聞くのがはやいです。

所感
コースについて
観光コースについては前述のとおり、至聖三者大聖堂→シオニ大聖堂→平和の橋(リケ公園)→ジョージアの母像→メテヒ教会の順で訪れるのが効率が良さそうです(ただしナリカラ要塞が工事中の場合に限る)。旧市街に位置しないムタツミンダ公園やスカイブリッジは、興味があれば訪れてみてください。上記の至聖三者大聖堂~メテヒ教会のコースだと、1 日まとまった時間があれば十分回れると思います。
物価について
2020 年以前の記事を見ているとジョージアの物価は驚くほど安かったようですが、2024 年現在は劇的に安いとは感じませんでした。交通費は安いですが、食費・宿泊費は日本よりも少し安いかな、といった感覚です。今後はまた変わっていくと思うので、鮮度の高い情報をウォッチすることが重要だと思います。
治安について
治安について特に不安に感じる点はありませんでした。世界的に見ても治安は良い方なんじゃないかなと思います。とはいえ、コロナ禍における東アジア人差別はひどかったらしく、目の前でチケットを燃やされた、なんて噂も聞いたことがあります。滞在中も一度だけ「チン・チャン・チョン(東アジア人を蔑視する言葉)」をかけられたので、潜在的にアジア人に差別感情を持った人もいるんじゃないかと思います(良い人ももちろんたくさんいますが)。
少し宣伝
当サイトは海外旅ブログまとめサイトとなっています。トップページに地図がありますが、地名を押すと画像が開き、画像を押すと関連記事一覧(クリック数順)が開きます。記事数が多い国ほど赤く、地名もその国で記事が多い都市の文字が大きくなるようにしています。ぜひ覗いてみてください。
当サイトで海外旅ブログを執筆することも可能です(もちろん無料です)! また既にブログをお持ちの方も、当サイトからリンクを貼ることができるようになっています。パントレ開発部までお気軽にお問い合わせください。
パントレ開発部