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【ネパール/ポカラ】サランコットの丘より

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サランコットの丘

 本日はポカラ最終日。先日は怪我で断念したサランコットの丘に、再び挑戦することにした。

 サランコットの丘はポカラ市街地の北側に位置していて、この丘により街中からのヒマラヤの眺望は阻まれている。天気が良くても、マチャプレは先っぽしか見えない。ポカラ近郊でヒマラヤを見るには、やっぱりサランコットに登った方が良い。

▲ フェア湖からみたサランコットの丘

 サランコットへの標高差はおよそ 760 mで、筑波山ぐらいの難度だ。前回同様に、僕は市街地から直接尾根沿いを通るようなルートを選択した。

© OpenStreetMap contributors
▲ サランコットへのコース

曇天のトレッキング

 今朝は明け方に目覚めた。起きてすぐゲストハウスの屋上に上がってみると、空一面には雲が覆われている。しかしよく見ると雲はそこまで分厚くなく、所々切れ目も見える。ひょっとすると昼頃には晴れるかもしれないなと思い、サランコットに再挑戦することにした。

▲ 明け方のポカラ

前回はカメラを手元に持っていたのと、暑くて上着を脱いだために肌の露出が増えていたのが良くなかった。カメラを鞄にしまい、手袋をしてから登り始めた。

▲ 雲の切れ目は徐々に増えていくようだった

 時間が経つにつれて徐々に雲の切れ目は増えていくようで、少しずつ日が差す場所が広がっていく。相変わらず山頂付近には雲がかかっているけれど、登り終わるころには景色が見れるかもしれないぞ、と期待した。

▲ 事件のあった下り坂
▲ 層状のへき開面をもった岩がよく露出していた。
▲ 時々ヤギがくつろいでいたりする。

 登りながら、ヒマラヤは太古の昔に海の底だったことをふと思い出した。かつて島だったインドと当時のユーラシア大陸が、プレートテクトニクスによって衝突して、目の前のヒマラヤ山脈が出来上がったらしい。ひょっとしたら今僕の足元もまだ隆起し続けているのかもしれない。
 

見晴台からずっと

 三時間ほど歩き続け、サランコットの山頂付近まで辿り着いた。あたりには店が立ち並び、車の往来が激しい。僕は見晴台までの石段を登った。

▲ 展望台への入り口は少々分かりにくい。一度通り過ぎてしまった。

 見晴台からの眺めは、絶景と呼ぶにふさわしい景色だった。足元にはポカラの市街地やセティガンダキ川周辺が見え、目の前には「世界の屋根」たるヒマラヤ山脈が有った。雲の隙間からしばし覗かせるその姿を、僕はしばらく眺め続けた。

▲ サランコットの丘より
▲ 雲に包まれるアンナプルナ
▲ セティガンダキ川周辺をミニチュア風。よく見るとケスタのようになっている。
▲ ポカラ市街地を望む。遠くには空港が見える。

 ポカラで思い残す事は無くなった。予定通り明日はルンビニへと向かうことにする。