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【ネパール/カトマンズ】人よりも神々が多い街

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 トップ画像はスワヤンブナ―ト仏塔から見たカトマンズ。昨日はルンビニからバスで 10 時間かけて戻ってきた。これからまた数日滞在する予定。

人よりも神々が多い街

 38 民族、59 言語。更に細分化もできるようだが、これがネパールの民族と言語の数だ。特に首都カトマンズには様々な人々が集まっているのか、雑多としていて、種々の宗教のお寺がある。

 代表的なものでもヒンドゥー教、ネワール仏教、チベット仏教。その他イスラム教やアニミズム等、一概にこれ、というのは難しそうだ。

▲ 街中には仏塔が溶け込んでいる

ヒンドゥー教

 ネパール人の 8 割はヒンドゥー教徒らしい。カトマンズにあるパタン王宮跡を見ても、ヒンドゥー教の影響が色濃かった。シヴァ神の化身が、大きな像になって奉られている。

 そういえば、ヒンドゥー教は三大神を中心として、その他数多くの化身を信仰する多神教だ。八百万の神を信じる日本の神道に少し似ている。ネパールは非宗教国家らしいが、もしかしたら宗教観も近いのかもしれない。

▲ 旧王宮前の広場、ダルバール広場
▲ ダルバール広場にあるカーラ・バイラヴ。シヴァ神の化身の一人。

ネワール仏教

 ネパールはシッダールダの生誕の地だが、仏教は独自の変化を遂げている。ネパールの仏教「ネワール仏教」にはヒンドゥー教同様カーストが存在し、クマリと呼ばれる生き神を信仰するらしい。クマリに選ばれた少女は、カトマンズにあるクマリの館に暮らしている。

 仏教とヒンドゥー教は溶け合っていて、その境界線は曖昧になっているようだ。

▲ クマリの館

チベット仏教

 ネパールでは、お隣ブータンと同じようにチベット仏教が信仰されている。

 チベット仏教といえばマニ車だろうか、お経(マントラ)が彫り込んであり、一周回すと一回お経を唱えた効果がある。仏塔の周りには、どこも沢山のマニ車があった。

▲ スワヤンブナ―ト仏塔。外周には沢山のマニ車がある。
▲ マニ車を時計回りに回す人々。
▲ 仏塔まで続く石段。

 そういえば、パソコンのデータは高速に回転する磁気ディスク(HDD)に保存されるけれど、ダライ・ラマによると、お経は電子データでも大丈夫らしい。つまり、パソコン内にお経を保存しておけば、起動と同時に HDD が高速回転して、労せず徳が積める。

▲ 仏塔に捧げられたお供え物を食べる猿。

 この話には続きがある。
 電気を使って得た徳は、電力会社に積まれるらしいのだ。「労せず」というのは、どうも虫が良すぎる話らしい。

 僕は力いっぱいマニ車を回すことにした