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パッカー事始め / 長期旅行におけるお金の持ち歩き方について

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 旅を続ける上でお金は不可欠なものだけど、長期旅行では結構管理が難しいのも事実。このページでは、僕の過去のトラブルを説明した上で、お金の持ち歩き方について考えてみる。

カード紛失事件

 起こった出来事はタイトルの通り。誠に恥ずかしい。
 2017 年、 大学の後輩と ベトナムのハノイからシンガポールまで陸路で周遊を試みた。まずはアンコールワットを目指してハノイからシェムリアップまで向かう。寝台列車でフエに向かい、到着後にホーチミン行き夜行バスのチケットを購入した。

© OpenStreetMap contributors
▲ ハノイからフエを経由してシェムリアップへ向かう

 ホテルで荷物を降ろしていると、プリペイドカードが無いことに気づく。旅費の大部分はプリペイドカードに入れていたので、僕の手元にあるのは数万円分の日本円と、幾ばくかのベトナムドンのみ。とりあえずプリペイドカードを紛失した旨を後輩に伝えた。

 泣きっ面に蜂。 後輩もクレジットカードを持っていたが、ATM で引き出そうとしても、繰り返しエラーが表示される。事前に海外利用申請をしないと使えないカードだったらしい(参考)。只、なぜか後輩は米ドルを持ってきていた。二人の手元にあるのは数万円分の日本円と、一万円程度の米ドルと、五百円程度のベトナムドンのみ。フエで両替もできずに、とりあえず絶望した。

 しかし状況は変わる。プリペイドカードを管理している JTB に、国際電話をしてみた。すると、シェムリアップに JTB のオフィスがあり、そこでカード再発行ができるとのこと。

 後輩と相談して次のような計画を立てた。まず、ホーチミンまでは手元にある僅かなベトナムドンで耐える。次に、ホーチミンで日本円を換金してシェムリアップまで向かう。シェムリアップからは、プリペイドカードを使ってシンガポールまで旅を続ける計画だ。

▲ フエ駅と寝台列車

 結果としては、無事シンガポールまで辿り着くことができた。しかも、手元にあった米ドルで、晩御飯を食べたり、ホーチミンでタクシーを使うこともできた。米ドルで晩御飯を提供してくれた飯屋のおじさんの男気にも敬意を表したい。

 このまさにグダグダなトラブルで得た知見を以下にまとめる。

  • 新興国を移動するときは、少し米ドルを持ち歩くと良い。
  • クレジットカードの中には海外で使えないものもある。
  • プリペイドカードは海外で再発行もできるため、リスク低減になる。海外オフィスが多いものを選ぶのがベター。

 以上を踏まえた上で、現金、クレジットカード、デビットカード、プリペイドカードの持ち歩き方について考えてみる。

持ち歩き方: 現金

 現地通貨に加えて、少し米ドルを携帯しておく方が安全。あくまで何かあった時の場つなぎなので、1 ~2 万円程度(1日は過ごせるぐらい)ぐらいを持ち歩くつもり。
 なお貴重品を靴の中に入れて持ち歩く人もいるらしい。これは名案。とりあえず最小限の現金だけ持ち歩くようにする。

持ち歩き方: クレジットカード

 海外では、現金の両替を繰り返すのよりもクレジットカードの方が手数料が安くなることが多い。紛失しても停止手続きがとれるし、多額の現金を持ち歩くのはリスクしかない。
 とりあえず VISA もしくは Mastercard にしておけば、世界的に加盟店が多いので、特に問題ないと思う。僕は普段使いの VISA カードをそのまま使う予定。
 前例があるだけに、使うカードが海外対応かは要確認。

▲ 長期旅行だと、複数枚持ち歩くのも良いかもしれない

持ち歩き方: プリペイドカード

 クレジットカードと異なり、事前に入金した額のみ引き出せる。他と比較しても安全な持ち歩き方。但し、たまに使えないホテルがあったりもする。僕は何かあった時の為に、どこからでも日本に帰れるだけの額だけ入金しておく。
 今回も、以前お世話になった JTB の Money T Global を持って行く。旅先でもいろいろな場所でカード再発行ができるので、リスク分散になることを期待している。

持ち歩き方: デビットカード

 カードの支払いと同時に自分の預金口座から引き落としされる仕組み。預金額以上の引き出しができないという点で、クレジットカードよりも安全。 国内外問わず ATM ならまず使えるが、たまに使えないホテルがあったりもする。
 クレジットカードとは別に、三菱 UFJ のデビットカードを持って行く予定。

この旅におけるお金の持ち歩き方

 最後に、この旅におけるお金の持ち歩き方を下図にまとめた。上記で説明したカード類に加え、ネットバンク系を使ってリスク分散を狙っている。期間の短い海外旅行なら、もう少しシンプルにしても良いと思う。

▲ この旅におけるお金の持ち歩き方

 以上いささか長くなったが、海外旅行におけるお金の持ち歩き方について考えてみた。例えば米ドルを少し持つという点でもそうだが、どうリスクを分散するかこれからも試行錯誤したい。